サッカーにおけるシュートとは、得点することを目的にゴールネット内へ向かってボールを運ぶことを指す。
足でボールを蹴る(キック)のほか、頭でボールをゴールへ叩き込む(ヘディングシュート)のが一般的だが、他の部位(反則となる腕を除く)によるケースもあり、センタリングを胸でトラップしてそのままゴールに入れて得点した例もある。
ゴール付近にはゴールキーパーやそれ以外の選手がいるため、ゴール中央へシュートを撃ってもキーパーにシュートを止められることが通常であり、そのためゴールの隅を狙ってシュートを撃つことが多い。またキーパーの股の間や腋の下など「キーパーの泣き所」を狙うシュートもある。
より的確なシュートを撃つには、相手チームのディフェンダーに体を寄せられても体勢を崩さないボディバランスや、崩れた体勢からでもシュートを決めるテクニックも必要ではあるが、味方選手からのパスを上手くトラップしたり、オフ・ザ・ボールの動きによってフリーの状態を作ったりしてシュートを撃ち易い体勢作りが重要である。またゴールキーパーと1対1の状況では、キーパーが飛び出してきても慌てずにシュートを決める冷静さも重要である。
シュートの種類
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ミドルシュート
- ペナルティエリア外やライン上付近から放たれるシュート。通常のシュートよりゴールとの距離が遠いため、シュートが決まる確率は低くなるが、決まれば試合の局面を変えることができる。また、ゴール前の守備を固められた場合でも、その外から直接、得点を狙うことが出来る。そのため、現代サッカーにおいて、とても重宝されている個人技である。ディフェンスラインが極端に下がってゴール前を固めているときなどに有効であり、下がっているディフェンスラインを引きずり出す効果なども期待できる。ミドルシュートは、ボールを足に正確に当てる技術だけではなく、強い脚力とそれを抑えるための上半身の筋力が必要となるため、体格が小さい日本人には不得意な技だと言われている。最近では、ボールをうまくミートして、ぶれながら落ちたり、ボールがのびたり、予測のつかない無回転シュートを多用する選手が増えている。
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ロングシュート
- ペナルティエリアの遥か外、ゴールから30mを超えるような長距離から放たれるシュート。ゴールキーパーがあまりにも前がかりになっていたり、片側によっているなどゴールキーパーの隙を突いて放たれることが多い。稀にハーフウェイライン付近から40mにも及ぶ長距離からシュートが決まることもある。
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ループシュート
- 飛び出してきたゴールキーパーの頭上を越すように山なりの放物線を描いて放たれるシュート。積極果敢にシュートを防ごうと前に飛び出してくるゴールキーパーに対して有効である。ロビングシュートと表記されることもある。
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ドライブシュート
- 激しい縦回転のかかった強いシュートでゴール手前で鋭く落ちる。遠い距離からゴールキーパーの頭上を狙って放たれたりする。足の甲(インステップキック)でボールを後方下部から前方へ蹴り上げ、前方へ回転させるように脚を振り抜く。充分な縦方向への変化を得るには強いキックと距離が必要であり、ロングレンジのシュートに適する。足首に力を入れて固定して蹴るキックと違い、回転をかける際は足首のスナップを利かせ、インパクトの瞬間に(気持ち)足首を押し出すようにする。ボールが地面に接している状態では蹴りにくいため、トラップなどをして身体の正面でボールを浮かせた状態にしたのち、下からすくい上げるように蹴ると回転がかかりやすい。漫画・アニメ『キャプテン翼』の主人公大空翼の得意技として有名である。
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無回転シュート
- あまり回転のないシュートで、不規則に変化するのでキーパーが取りにくい。原理的には野球のナックルボールと同様であると言われ、空気抵抗を受けやすいため軌道が揺れるように変化する特性を持ち、ブレ球(ぶれだま)とも言われ、ゴールキーパーに取られ難い。ある程度、距離が離れていたほうが変化が表れやすいので、ミドルシュートやフリーキックなどで使用する選手が多い。
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グラウンダーシュート
- 地面すれすれを這う、低弾道のシュート。弾道は読みにくい。
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ダイレクトシュート
- パスなどをトラップせずにそのままシュートすること。
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ヘディングシュート
- ヘッドなどとも呼ばれる。頭で撃つシュート。身長の高い選手が得意とし、高い打点から地面に叩きつけるように撃つと非常に角度のあるシュートになり、ゴールキーパーにとられ難い。長身のディフェンダーの選手の中にも得意な選手が多く、コーナーキックのときなどはディフェンダーの選手でもゴール前に上がってきて得点を狙うことが多い。
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ダイビングヘッド
- クロスボールなどに飛びついて(ダイビングして)撃つヘディングシュート。
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ボレーシュート
- 空中に浮いているボールをシュートすること。
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ダイビングボレー
- クロスボールなどに飛びついて(ダイビングして)撃つボレーシュート。
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オーバーヘッドシュート
- 空中に浮いているボールをゴールに背を向けた状態から後ろに倒れるようにして体を逆さまにして上に上げた足で放つボレーシュート。振り上げた足を戻して逆の足を振り上げる動作が自転車(バイシクル)を漕ぐ動作に似ていることから、バイシクルシュートとも呼ばれる。
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スコーピオンシュート
- 前に倒れこみながらヒール〔かかと〕で放つボレーシュート。かかとを蠍(スコーピオン)の尻尾に例えている。
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スライディングシュート
- パスなどのボールに足から滑り込んで(スライディングして)撃つシュート。
シュートに関する用語
キックフェイント:シュートを撃つふりをして途中で足を止めること。
- シュートブロック:足を出したり、体を投げ出したりしてシュートを止めること。
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ハットトリック:同じ選手が1試合で3得点すること。
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オウンゴール:ミスなどにより自陣のゴールにボールを入れてしまい相手の得点になること。かつては自殺点と呼んでいた。
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枠内シュート(en:Shot on goal):ゴールの枠内へ飛んだシュート、またはその本数。
- 枠外シュート(Shots wide):ゴールの枠外へ飛んだシュート、またはその本数。
- ブロックされたシュート(Shots blocked):ゴールキーパーにブロックされたシュート、またはその本数。