功利主義(こうりしゅぎ、英: Utilitarianism)は、行為や制度の社会的な望ましさは、その結果として生じる効用(功利、有用性)(英: utility)によって決定されるとする考え方である。帰結主義の1つ。実利主義(じつりしゅぎ)とも呼ばれる。また、「功利主義」という日本語の語感がもたらす誤解を避けるため、「公益主義」あるいは「大福主義」という呼び方が提案されている。
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倫理学の場面では義務論や徳倫理学が功利主義とならぶ有力な説である。
功利主義への反駁、攻撃は多方面からなされている。
幸福より成功を重視する、すなわち相対主義的で世俗的、しかも教育を手段としていて、功利主義的…つまりプロテスタンティズムそのもの
法学を専攻するもウィリアム・ブラックストンの講義を聴いて失望し、功利主義の立場から自然法を批判的に論じた。法典化を推奨し、後世の国際法学に影響を与えた。英単語の codify(法典化する)も international(国際的な)も彼の造語である。
リバタリアニズムは、功利主義を基本理念とした政治思想である。アメリカにおいて幾分保守的・伝統的政治姿勢とされるが、保守からは革新的政治姿勢と見なされてもいる。「国家こそ盗人」であり、反国家・市場(経済)偏重を旨とする特徴的な思想を展開する者もいる。
ジェレミ・ベンサム(Jeremy Bentham、1748年2月15日 - 1832年6月6日)は、イギリスの哲学者・経済学者・法学者。功利主義の創始者として有名である。「ベンタム」とも(後述)。
文字 ・「最大多数の最大幸福」という言葉で知られる功利主義で知られる19世紀イギリスの法学者→ベンサム
利己主義は、功利主義とは日常的にはあまり区別されないが、倫理学においては功利主義は「万人の利益」となることを善とする立場を指し、「私利」のみを図ることをよしとする利己主義とは異なるとする。
功利主義…ジェレミ・ベンサム、ジョン・スチュアート・ミル、R. M. ヘアなど
20世紀には快楽計算を放棄した選好功利主義が登場した。ヘアやシンガーがその代表と目される。